おはようございます。
最近ですが、西崎伸彦氏の「海峡を越えた怪物 ロッテ創業者・重光武雄の日韓戦後秘史」という本を読み終えた。
内容はタイトル通りのロッテ創業者重光武雄の立志伝である。ご存じのかたもあると思うが氏は韓国人であり言わば在日である。その壮絶な生涯を描いた物語である。
彼の日本政界との繋がり、韓国政界との繋がりを語り、我々もよくしっている現代史の名前が出てくる。
生々しさはどこぞの市長が「登校拒否は家庭の責任だ」なんて言った言わないくらい我々も無用な返り血を浴びる。
多分、過去に読んだ百田尚樹の「海賊と呼ばれた男（上、下）」よりさらに生々しい！しょうがないよね１９００年後半から２０００年前半までを生きた男の生の話なんだもんね。先のほうは出光興産の話であるが一切実名は出てこない。その分ワクワク、ドキドキで読むことができた。ただこちらの方は今ある現実の社会の話なので、ちょっとばかし引っ掛かりつつも…読み込んでしまった。
最後まで読んでしまったが、まだ明かされていない統一協会との関係や安倍晋三との絡みも少し突っ込んでほしいところもある。いやそこまでは突っ込み切れないのかもしれない。
事実は歴史が判断を下すといったような感じである。
でも面白かった。多分あと何十年かすればテレビドラマにもなるんだろう？
…それまで僕が生きているかなぁ？
