C☆love活動

生活に潤いを与えるワードを紹介しています

焚書坑儒

言論の自由は人間の根幹であり、尊厳の問題だ。

中国の公立図書館が政府に批判的な書物を燃やした証拠写真」が出回り、知識人たちが激怒している。図書館が12月上旬、ウェブサイト上で「違法な本、宗教的な出版物、とりわけ偏見に満ちた本や記事」を処分したと報告した。

f:id:moratorium321:20200725101202j:plain

焚書

言論・思想統制の方法の中で最も野蛮なものの1つである焚書。秦の始皇帝の「焚書坑儒」(書を燃やし、儒者を生き埋めにする)は学校の世界史の時間でも習ったと思うが。秦の始皇帝歴史的評価は諸説あるとしても、イデオロギーや政治的理由で書籍を破壊する行為というのは文明社会にとって、やはりだ。

「中国では、2019年10月に中国教育部が各地の小中学校図書館に図書の審査整理を通達。」

民主主義の自由社会は、異なるイデオロギー、異なる政治スタンスの存在を許容するため、意見対立が起き、時には激しい争いとなり、決着をつけて次の発展段階に行くのに時間がかかる。異なる意見を最初から恐怖政治を使ってでも排除できれば、確かに決断が早くでき、その分発展が早い。

が、それはやってはいけないことである。つまり自分自身が排除される側となる可能性を想像していない。自分は為政者のいかなる意見にも黙って従うから、迫害される立場になり得ない。常に為政者の考えを忖度してびくびくして生きていくことの息苦しさを想像できないのだろうか?

僕は今、公立図書館を使った読書会をいくつか開催している。読書会といった1冊2冊の本を読み込むといった物ではなく、本から得られる情報によって自らを開示し、できれば明日からの生きる目標を持とうという、少し怪しげなものだ。

描く読書会によってテーマに偏りはあるが、一番大事なことは対象の書籍は僕も参加者も絶対選ばないこと、それどころか選びそうもない本を図書館の司書さんにお任せで数十冊選んでもらっている。そうすることで、自分では絶対に選ばない、こんな本もあったのかということで見識を広げることができるといった読書会を開いている。

もし興味があれば一度覗いてみてほしい。

f:id:moratorium321:20200725105134j:plain

3読書会

開催日はいろいろ事情があってフェースブックのイベント欄に掲載いたします。

またこういう読書会やりたいよいう方、やってもいいよと言う公立図書館、ファシリテーターの方いらっしゃいましたらご連絡ください。0748-60-5217(松本)まで。