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日本の食育

 

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食育

食育そのものは日本だけでなく海外にもありますが、食育の法律が存在しているのは日本だけです(食育基本法)。それだけ、日本の食育には特徴や奥の深さがあるということです。

シンガポールを除けば、日本は先進国のなかで食料自給率のもっとも低い国です。
シンガポール都市国家であり、食料を海外依存するという国家方針を明確にしています。
要するに開き直っているわけですが、彼らはそれでよいのです。
しかし我々はおそらく、開き直るわけにはいかないでしょう。
1億2千万人の人口を擁する日本ですから、都市国家シンガポールとは全く事情が異なります。
フード・セキュリティの心配を抱える日本は、食料自給率を高めることを国策とせざるを得ず、「食育」行政のなかにも食料自給率を高める施策がさまざまに展開されています。
こうした施策は農業政策と深く結びついており、そのために、「農業を守り、発展させよう」「地産地消を進めよう」というメッセージが随所に色濃く見られます。
これが、日本の食育の大きな特徴です。つまり食育は農業を守ることなのです。

昨年1年間「何かと出会える読書会」は「食育」に始まり「農福連携」そして「週末農家」と農業に関わることをテーマにしてきました。コロナ禍のために「週末農家ー新しい農業を考える)」につきましては中止せざる得ませんでした。

7月8日(水)13時~日野町立図書館にて「食育」をテーマに「何かと出会える読書会」を開催いたします。是非ご参加をお願いします。